住環境系
大工
大工とは、伝統の技術や知識を受け継ぎ、木造家屋を建設する仕事です。
工務店やハウスメーカーからの依頼が多く、鉄筋コンクリート建築の内装で木造部分だけ担当したり、塗装や電気工事などを含むことも多いようです。
リフォームができるようになるまで10年は修行が必要といわれ、寺や神社を作る宮大工や、伝統工法による船大工はもっと長い修行が必要となります。
しっかりと技術を身につけておけば、全国どこでも通用する強い職業と言えるでしょう。
■収入の目安
日当の相場は1万5000~2万円。
工務店により、坪単価5~6万円と言う計算で発注するところも。
ベテランの宮大工は、年収600~1000万円程度。
■大工として活躍する
工務店や建設会社に就職するか、町の大工に弟子入りするのが一般的です。
弟子を取るのは、縁故やコネがほとんどですが、各地の建築組合で弟子を探している親方を紹介してもらうこともできます。
最近では、古民家をリフォームして住む事を勧める日本民家再生リサイクル協会で活躍する大工もいます。
■問合せ先
(社)日本建築大工技能士会
TEL 03-3253-8301
http://www.h2.dion.ne.jp/~daikusan/
または、工務店や建築会社の採用係へ
インダストリアルデザイナー
インダストリアルデザイナーとは、家電製品やカメラ、時計、化粧品や文房具、自動車や家具などの工業製品をデザインする仕事で、工業デザイナーとも呼ばれています。
消費者のニーズやライバル社の動向などの市場調査の結果を踏まえて、企画会議で商品の方向性を決め、デザイン企画をもとに商品イメージやデザインのアイディアを出し、イラストやコンピューターグラフィックなどで立体的に表現します。
それをプラスティック樹脂や粘土などで、何度も試作モデルを作り検討を重ねながら最終モデルを作り、デザイン図面を作ります。
美的センスはもちろん、常識にとらわれない柔軟な発想が求められます。
今後は、ユニバーサルデザインの視点で、尚且つ環境にやさしいもの作りが重要となるでしょう。
■収入の目安
勤務する会社により異なりますが、大卒の初任給で20万円前後。
専門学校卒は、大卒より1割程度低くなるようです。
■インダストリアルデザイナーとして活躍する
主な活躍の場として、各種メーカーの商品開発部やデザイン部、独立系のデザイン事務所などがあります。
■問合せ先
中央職業能力開発協会
(試験についての問合せ)
TEL 03-5800-3602
http://www.javada.or.jp/
(社)日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)
JIDAの活動、デザイナー情報や業界ニュースなどを紹介
http://www.jida.or.jp/
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターとは、顧客の予算やニーズに合わせて、住宅や事務所などの内装の企画から見積もり、施行の管理までを行う仕事です。
顧客の希望や予算、ライフスタイルなどを聞き、顧客のイメージを正確につかむことが重要です。
家具やカーテンから、壁紙や照明器具など細かいところまで、図面やサンプルなどを使いながら具体的に提案し選定し、空間をトータルプランニングしていきます。
顧客が見積もりに納得してはじめて契約するという形になります。
工事がはじまれば、現場でプラン通りに進んでいるか確認作業も行います。
資格がなければできない仕事ではありませんが、取得していると就職に有利で、仕事の幅も広がるでしょう。
■収入の目安
企業に就職した場合、各企業により異なりますが、初任給一般事務よりやや高め。
資格手当を支給される場合も多いでしょう。
フリーで活躍する場合は、年収450万円前後。
福祉住環境コーディネーターの資格もあれば仕事の幅が広くなり、収入アップにも繋がるでしょう。
■インテリアコーディネーターとして活躍する
主な活躍の場として、住宅メーカー、インテリア関係のショップやショールーム、リフォーム会社、設計事務所、工務店、住宅展示場などがあります。
大手住宅メーカーの需要は少なくなっていますが、設計事務所や工務店、輸入家具店などでニーズが増えているようです。
補助的な仕事として、住宅やインテリア雑誌の編集で知識を活かしたり、テレビのリフォーム番組で活躍している人もいます。
■問合せ先
(社)インテリア産業協会
(試験についての問合せ)
TEL 03-5379-0021
http://www.interior.or.jp/
福祉住環境コーディネーター
福祉住環境コーディネーターとは、住環境の面でバリアフリーを考える専門家です。
段差のない間仕切りや車椅子で利用できるトイレや廊下の幅、お風呂や階段の手すり、ちょうど良い高さの浴槽など、障害者や高齢者が安心して暮らせる住まい作りを提案します。
障害者や高齢者の自立支援を目指し、また、介護する側にとっても負担の少ない環境を提案することも重要です。
主に立替やリフォームの際、建築関係者やケアマネージャーと連携を取り、住宅改修プランを立てていきます。
住宅福祉サービスの活用方法をアドバイスすることも大切です。
■収入の目安
収入は所属する企業により異なります。
■福祉住環境コーディネーターとして活躍する
住宅・建築関係や医療・福祉関係の仕事に携わる人が取得するケースが多いようです。
高齢化社会を迎え、親や自分たちの老後にとってもバリアフリーの知識は役立つと言えるでしょう。
■問合せ先
東京商工会議所検定センター
(試験についての問合せ)
TEL 03-3989-0777
http://www.kentei.org/
建築士
建築士とは、一般住宅や公共施設などあらゆる建築物を設計・工事管理する仕事です。
主な仕事内容としては、建設予定地の土質や建ぺい率などの調査や、注文住宅の場合の見積もりの算出、道路使用許可や建築許可などの手続き、現場での工事管理などがあります。
設計に関しては、快適性はもちろん、耐震性や耐火性などの安全対策も考慮しなければなりません。
建築士には、1級、2級、木造の3種類があり、取得するにはそれぞれの国家試験に合格しなければなりません。
受験資格は学歴により異なりますが、決められた年数の実務経験を積むことが必要です。
500㎡以上の建築物や鉄筋コンクリート構造で300㎡以上の建築物は1級建築士のみ設計施行することができ、2級は、1級より小規模の建築物を、木造は延べ面積300㎡以下の木造建築物専門と定められています。
一般住宅や小規模の店舗なら2級があれば十分ですが、独立をするなら1級を取得しておいた方がよいでしょう。
■収入の目安
1級建築士の資格があれば、就職率はほぼ100%。
企業に就職した場合、月収20万円以上。
独立した場合、総工費の5~10%が設計料として入ります。
■建築士として活躍する
主な就職先としては、建設会社、工務店、設計事務所、土地開発会社、官公庁などがあります。
信託銀行の都市開発部門や外食産業の新店舗開発部門などでも、資格を持っている人が求められています。
経験を積み、腕やセンスを磨けば独立開業もできるでしょう。
■問合せ先
(財)建築技能教育普及センター
(試験についての問合せ)
TEL 03-5524-3105
http://www.jaeic.jp/